カメラを買ってみたけど、説明書やレビューを見てみると「F値」「ISO感度」「シャッタースピード」など、聞き慣れない言葉がたくさん…。
初めてカメラに触れる人にとっては、まるで外国語のように感じることもありますよね。
でも安心してください!
この記事では、写真を撮る前に知っておきたい基本のカメラ用語を10個だけ、やさしくわかりやすく紹介します📸
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① F値(絞り)
**レンズの「穴の大きさ」**を表す数値。
F値が小さいほど穴が大きくなり、光をたくさん取り込め、背景がよくボケます。
逆にF値が大きいと穴が小さくなり、光の取り込む量は減りますが、全体にピントが合いやすくなります。
🔽 例:
• F1.8 → 明るくてよくボケる(ポートレート向き)
• F8.0 → 全体がくっきり(風景写真向き)
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② シャッタースピード
シャッターが開いている時間のこと。
動いているものを止めて撮る or ブレて撮るを決める大事な要素です。
シャッターの開いている時間で光の取り込める量も変わるため明るさの調整にも使えます。
🔽 例:
• 1/1000秒 → 高速で動く被写体も止められる
• 1/10秒 → 手ブレしやすいが、動きが写って雰囲気が出る
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③ ISO感度(アイエスオー)
光に対するセンサーの感度の強さ。
ISOを上げると暗い場所でも明るく撮れるようになりますが、**ノイズ(ざらつき)**が増えます。
🔽 例:
• ISO100 → ノイズが少なく画質がきれい(明るい屋外)
• ISO3200 → 暗い室内や夜景でも撮れるが、画質はやや荒れる
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④ ホワイトバランス(WB)
写真の「色味の調整」。
光の種類(太陽、電球、蛍光灯など)によって写真が青っぽくなったり黄色くなったりするのを防ぎます。
🔽 例:
• 晴天 → そのままの色で自然
• 白熱灯 → 青く補正して、自然な肌色に
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⑤ 被写界深度(ひしゃかいしんど)
ピントが合っている範囲の深さ。
浅い=一部分だけピント(背景ボケ)/深い=全体にピント
🔽 ポイント:
• F値を小さくすると浅く(ボケる)
• F値を大きくすると深く(ボケにくい)
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⑥ ボケ
ピントが合っていない部分がふんわりぼやけている描写のこと。
被写体を強調したり、写真に雰囲気を出したりできます。
📷 背景がよくボケるには:
• F値が小さいレンズ(例:F1.8)
• センサーサイズが大きい(APS-Cやフルサイズ)
• 被写体に近づく
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⑦ RAW(ロウ)
カメラが記録する生の画像データ。
JPEGより編集に強く、色や明るさを後から自由に調整できます。
🔽 RAWのメリット:
• 明るさ・色味の調整がしやすい
• 編集耐性が高い
👉 ただし、容量が大きくて加工が前提です。
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⑧ AE/AF/MF
• AE(オートエクスポージャー):明るさを自動調整
• AF(オートフォーカス):自動でピント合わせ
• MF(マニュアルフォーカス):自分でピントを合わせる
📌 初心者は基本「AF + AE」でOK。慣れてきたらMFでこだわり撮影も楽しい!
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⑨ 焦点距離(レンズのmm表記)
レンズの画角(写る範囲)を示す数字。
数字が小さいと広く写り、数字が大きいと遠くのものを大きく写せます。
🔽 例:
• 24mm → 広角(風景・建物に最適)
• 50mm → 標準(人の見た目に近い)
• 200mm → 望遠(遠くの被写体・運動会など)
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⑩ バリアングル・ファインダー・EVF
• バリアングル液晶:画面が回転して自撮りやローアングルが簡単に
• ファインダー:カメラを覗いて撮影できる部分
• EVF(電子ビューファインダー):電子的に映像を映すファインダー。ミラーレスでよく使われる
👉 スマホにはない「カメラらしさ」を感じられる部分です!
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✅まとめ:まずはこの10個だけ覚えよう!
用語 一言で言うと…
F値 ボケ具合と明るさを決める数値
シャッタースピード 写真のブレ・止まり具合と明るさを決める数値
ISO感度 明るさとノイズのバランス
ホワイトバランス 色味を整える設定
被写界深度 ピントの合う範囲の深さ
ボケ 背景のふんわり感
RAW 加工しやすい画像形式
AE/AF/MF 明るさやピントの自動/手動操作
焦点距離 写る範囲(画角)に関わる数字
EVF・バリアングル 見やすさ・構えやすさの機能
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📸最後に:用語は少しずつ覚えればOK!
最初は意味がわからなくても大丈夫。
撮っているうちに、「あ、こういうことか!」と自然にわかってきます。
写真はテクニックより楽しむことがいちばん大事。
わからないことは少しずつ調べながら、マイペースで写真ライフを楽しんでいきましょう!
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